はじめての貿易では、わからないことも多く
思っていたよりも時間や手間がかかり、結果失敗に終わるということもあります。
今回は、他社の事例を元に、
失敗しない貿易のコツについてお話しします。
【事例①:社内体制の不備】
※他社での失敗事例です。
中古バイクの回収と国内販売を行うA社。
回収はうまくいっているものの
販売が追いつかず、在庫が多くなり困っていました。
そこで、東南アジアへ輸出をすることになり、
海外の企業とメールでのやり取りを開始しました。
最初のうちは問題がなかったものの、
次第に輸出者側のA社からのレスポンスが遅くなったことが原因で
最終的に輸出は商談は決裂、輸出は失敗に終わりました。
【なぜ失敗してしまったのか?】
この商談がなぜ失敗に終わったのかというと、
社内体制の不備に原因があります。
実は輸出者側のA社は社長自らが海外企業とやり取りをしていましたが社長は英語があまり得意ではありませんでした。
そのため、
社長が書いた返信文を社内の担当者が、外部へ翻訳を依頼。
↓
翻訳後に担当者に返却。
↓
確認のために再度、
担当者が日本語に翻訳を別の者に依頼し、訳してもらって確認をする。
という一通一通に、非常に複雑な工程を挟んでいたのです。
さらに社長は出張も多く、返信文作成にも時間がかかる。
その結果、交渉は進まず、輸出参入を諦める結果となりました。
【失敗しないためにはどうすればいいのか?】
今回のA社では、英語での読み書きができる社員がいなかったこと。
また、その解決案を考えずに商談を開始してしまったことが原因です。
中小企業では、社内の人手不足もあり、
こうした社内体制が整っていないことでの失敗はよくあります。
そのため、必ず商談開始前の準備が必要です。
弊社では、こうした商談やメールでの英語のやり取り。
その後の契約締結や船の手配、英語での書類作成なども一貫してお請けいたします。
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参照(https://www.jetro.go.jp/ext_images/jfile/report/07000189/boueki_soudan.pdf)